深夜0時を過ぎたころ、天井の真上で「カリカリ」と何かが動く音がする
寝返りを打って耳をすませると、今度は反対側の隅で「パタパタ」と小走りの音
気のせいだと思い込もうとして、もう何週間も同じことを繰り返していませんか
一度は「ネズミ駆除 費用」で検索して、業者のページも開いたはずです
けれど「22,000円〜」という数字が目に入った瞬間、そっとブラウザを閉じた
そして今、「チューバスター」という1,000円ちょっとの機械にたどり着いて、口コミを読んでいる
ところが、読めば読むほど分からなくなる
「一晩で音がしなくなった」という星5の隣に、「全く効果なし」という星1が並んでいる
どちらも同じ商品を買った人の言葉なのに、まるで別の製品の話をしているように見えるのです

超音波の機械を置いとけば、ネズミが勝手に出ていくって聞きましたよ!1,000円ならダメ元で買っちゃいます!



その判断、実は半分だけ正解です。効いている人は本当にいます。ただ「効かなかった」人にも、はっきりした共通点があるんですよ。
この記事では、楽天市場・Yahoo!ショッピング・Amazonの3サイトを実際に開いて、掲載されているレビューを1件ずつ読み込みました
そのうえで、「効いた家」と「効かなかった家」に何の違いがあったのかを整理しています
- 通販3サイトの実レビューを読み込んで分かった、評価の本当の姿
- 「効いた人」と「効かなかった人」の家にあった、決定的な5つの違い
- 販売元が商品ページに最初から書いている「効果を発揮しない場合」の中身
- あなたの家が「まだ試していい段階」か「見てもらうべき段階」かの見分け方
- 試すと決めたときの、設置のコツと「見切りをつける期限」の決め方
読み終えたとき、あなたは「買うべきか買わないべきか」ではなく、「うちの家は今どの段階にいるのか」という、もっと大事な問いに答えを持っているはずです
そして今夜、天井を見上げる回数がひとつ減ります
チューバスターの口コミと効果|評価は「効いた」「効かなかった」で真っ二つに割れている


先に結論からお伝えします
チューバスターの口コミは、「効いた」と「効かなかった」で見事に二極化しています
そして、その割れ方には理由があります
商品の当たり外れではありません
買った人の設置が上手か下手かでもありません
その機械を置いた家が、どんな状態だったか——ここだけで結果が変わっているのです
通販3サイトの評価は3.4〜3.9点|でも中身は完全な二極化だった


まず、数字を見てください
| 販売サイト | 平均評価 | レビュー件数 |
| 楽天市場 | 3.87点 | 15件 |
| Yahoo!ショッピング | 3.41点 | 27件 |
| Amazon | 3.40点 | 16件 |
3サイトとも、平均は3.4点から3.9点のあいだに収まっています


引用元:楽天市場「チューバスター みんなのレビュー」、Yahoo!ショッピング「チューバスターのレビュー・口コミ」、Amazon.co.jp「マクロス 超音波発生器 チューバスター MES-53」より
この数字を見て、「まあ、ふつうかな」と思いませんでしたか
実は、そこが落とし穴なんです
楽天市場15件とYahoo!ショッピング27件は、すべてのレビューを1件ずつ読める状態だったので、星の数を実際に数えてみました
合計42件の内訳が、こちらです


引用元:楽天市場「チューバスター みんなのレビュー」、Yahoo!ショッピング「チューバスターのレビュー・口コミ」より
いちばん多いのが星5の16件
その次が星4の9件で、真ん中の星3が7件
そして最低評価の星1が7件と、星3と同じ数だけあるのです
これは「そこそこ効く商品」の分布ではありません
もし本当に「そこそこ効く」なら、星3と星4に山ができるはずです
ところが実際は、いちばん上といちばん下の両方に票が集まっている
平均3.4点という数字は、「みんながそこそこ満足した」という意味ではありません。「大満足した人」と「まったく効かなかった人」が両方いて、割ったらこの数字になったという意味です
だから、平均点だけを見て「買う」「やめる」を決めると、判断を誤ります
見るべきなのは点数ではなく、「どういう人が星5をつけて、どういう人が星1をつけたのか」のほうなんです
通販サイトのレビューは、どこまで信じていいの?
大前提として、通販サイトのレビューは「効果を科学的に測定した結果」ではなく、あくまで購入した個人の感想です。Yahoo!ショッピングのレビューページにも「投稿されたレビューは主観的な感想で、効能や効果を科学的に測定するなど、医学的な裏付けがなされたものではありません」という注意書きが明記されています。
ですから、この記事でも「◯%の人に効果があった」という書き方は一切していません。数字はあくまで「傾向」として読んでください。そのうえで、42件という数を1件ずつ読むと、感想の言葉づかいの奥に、その人の家の状況がはっきり見えてきます。この記事で見ていくのは、そちらです。
結論|効果を決めているのは「商品」ではなく「あなたの家の状態」


42件のレビューを、星の数ではなく「その人がどんな状況で買ったか」で並べ替えてみました
すると、驚くほどきれいに分かれたんです
「効いた」と書いていた人の家に共通していたこと
- 物音に気づいてから、まだ日が浅い(「慌てて購入」「突如現れたので」といった書き出しが多い)
- 音がする場所が、ひとつのエリアに限られている
- 設置先が倉庫・ガレージ・台所など、さえぎるものが少ない空間
- 1台ではなく、2台使っている/部屋ごとに設置している
- 効果が出るまでに4日〜3週間かかることを、待てている
「効かなかった」と書いていた人の家に共通していたこと
- すでに住み着いている状態で買っている(「家に住み着いてるので買いました」)
- 食品が荒らされるなど、被害が目に見える段階まで進んでいる
- 冷蔵庫や家具など、音をさえぎるものの裏に隠れ場所がある
- 最初は静かになったのに、しばらくしてまた音がしはじめた
この2つのリストの違いを、ひとことで言い表せます
この機械は「追い出す」ための道具であって、「入れなくする」ための道具ではない
これが、この記事でいちばんお伝えしたいことです
まだ住み着いていない相手なら、居心地を悪くするだけで出ていってくれます
けれど、すでに巣を作って子育てまで始めている相手には、「ちょっと居心地が悪い」程度では動きません
しかも、入口が開いたままなら、一度出ていってもまた戻ってこられるのです



つまり、効くか効かないかは商品じゃなくて、うちの家の状態で決まるってことですか?



そういうことです。だから口コミを何百件読んでも、あなたの家がどっち側かは分からないんです。ここから一緒に、判断する物差しを作っていきましょう。
チューバスターとはどんな商品か|スペックと、販売元が書いている注意書き


口コミの中身に入る前に、この機械が「そもそも何をする道具なのか」を正確に押さえておきます
ここを飛ばすと、「効かない」という言葉の意味を取り違えてしまうからです
手のひらサイズで消費電力1.8W|コンセントに差すだけの超音波発生器


チューバスターは、マクロスというメーカーが出している「MES-53」という型番の超音波発生器です
コンセントに差し込むと、ネズミが嫌がるとされる高い周波数の音を出し続けます
薬剤も毒も使わない、電気だけの機械です
| 項目 | 内容 |
| 商品名 | チューバスター(マクロス MES-53) |
| 本体サイズ | 約W7.5×D5.5×H8.5cm |
| 重量 | 約60g |
| 材質 | ABS、鉄 |
| 電源方式 | 交流式(コンセント差込式) |
| 定格電圧 | 100V |
| 定格周波数 | 50/60Hz |
| 定格消費電力 | 1.8W |
| 有効範囲 | 約80〜150平方メートル |
| 出力周波数 | 約30〜65kHz |
| 価格帯 | 約630円〜1,300円 |
引用元:株式会社ライズジャパン ライズショッピング「ネズミ用 超音波発生器 チューバスター」より
重さ60グラムというのは、たまご1個ぶんくらい
消費電力1.8Wは、LEDの常夜灯とほぼ同じくらいの小ささです
つけっぱなしにしても、電気代を心配するような数字ではありません
注目していただきたいのが、有効範囲「約80〜150平方メートル」という数字です
畳に直すと、およそ50畳から90畳ほど
これだけ見ると「1台で家中カバーできそう」と思ってしまいますが、ここには大きな前提が隠れています
その前提については、あとの章でじっくり触れます
30〜65kHzって、どれくらいの音なの?
Hz(ヘルツ)は音の高さを表す単位で、数字が大きいほど高い音になります。kHz(キロヘルツ)は、その1,000倍という意味です。
人間の耳がとらえられるのは、一般的におよそ20kHzあたりまでとされています。チューバスターが出すのは約30〜65kHzですから、人間には基本的に聞こえない高さの音ということになります。
これが、この手の機械の便利なところであり、同時にいちばん厄介なところでもあります。生活の邪魔にならない一方で、ちゃんと音が出ているのかどうかを、使っている本人が確かめられないのです。この点は後の章で詳しく扱います。
販売元が「効果を発揮しない場合がある」と最初から書いている


ここからが、この記事でいちばんお伝えしたい部分です
チューバスターを販売している会社の商品ページには、注意事項がきちんと書かれています
そこにあるのが、こちらの文章です
「※動物の中には、個体の性質や生活環境により超音波が聞こえないものや超音波に慣れているものもいます。そのような個体には効果を発揮しませんのでご注意ください。また、本製品は超音波により動物の不快に感じる空間を作侵入を徐々に減らす装置です。設置後すぐに動物の侵入がなくなるものではありません。」
引用元:株式会社ライズジャパン ライズショッピング「ネズミ用 超音波発生器 チューバスター」より
読み飛ばさないでください
この短い文章のなかに、「効かなかった」という口コミの答えが、ほとんど全部入っています
- 個体によっては、そもそも超音波が聞こえないものがいる
- すでに超音波に慣れている個体がいる
- そういう相手には効果を発揮しないとはっきり書いてある
- この製品は「侵入を徐々に減らす」装置である
- 設置してすぐに侵入がなくなるものではない
さらに、楽天市場の販売店は、星3をつけたお客さんのレビューに対して、こう返信しています
「効果が感じられないとのこと、ご期待に沿えず申し訳ございません。本製品は使用環境や個体の性質により効果が異なる場合がございます。また、超音波による侵入減少には時間がかかることもございます。」
「設置後すぐに効果が出るものではなく、徐々に侵入を減らしていく仕組みとなっておりますので、どうぞ引き続きご使用いただければと思います。」
引用元:楽天市場「チューバスター みんなのレビュー」ショップからのコメントより
誤解しないでいただきたいのですが、私は「誇大広告だ」と責めたいわけではありません
むしろ逆です
売っている側は、限界をきちんと書いています
ただ、1,000円の買い物をするとき、注意書きまで読む人はほとんどいません
正直に言うと、私も自分の家で市販の忌避剤を買ったとき、パッケージの裏なんて見ずにレジに向かいました
そして2ヶ月後に、同じ場所からまた足音が聞こえてきたんです
つまり、「効かない」という口コミの多くは、製品の裏切りではなく、期待と説明のすれ違いなんです
ここが分かると、次の章から出てくる口コミの読み方が、まるで変わってきます
チューバスターの良い口コミ|「効いた」という声に共通していた条件


ここからは、実際の口コミを読んでいきます
ただし、「効いた」という言葉を鵜呑みにするのでも、切り捨てるのでもありません
その人がどんな状況で買って、どこに置いたのか——そこまでセットで読んでいきます
設置から4日〜1週間で物音がしなくなった、という声


まずは、いちばん多かったパターンからです
「結構寝室の天井にネズミがどこからか入り込み、パタパタパタと走り回ったり(意外に鳥の羽ばたきの様な音がする)、ガリガリガリと何かをかじってる音がして、意外に響くしショートでもしたら怖いし、でも殺したくないしで暫く放おって置いたのですが、音で撃退できるものがあったのではと検索した所、余りにもあり過ぎて迷った挙げ句口コミの良さで決めました。午前中に郵便屋さんが届けてくださって直ぐにコンセントに差し込んで、夜様子を見てたら結局一晩何も起こらず。」(寝室の天井裏 / 50代 / 女性 / 星5)
引用元:楽天市場「チューバスター みんなのレビュー」より
「殺したくないしで暫く放おって置いた」——この一文に、思わずうなずいた方も多いのではないでしょうか
この方は、その日の夜に音が止まったと書いています
次は、きっかけがはっきりしているケースです
「前の家が取り壊しとなり、ねずみが屋根裏を走るような音がしたので、慌てて購入。2日くらいしたら、音がしなくなりました。ありがたかった!」(屋根裏 / 60代 / 女性 / 星4)
引用元:楽天市場「チューバスター みんなのレビュー」より
「天井裏と壁からゴソゴソと多分ネズミだろうと思います。特に夜中とかに悩まされていました。効果はあまり期待していませんでしたが、セットして4、5日で物音から解放されました。設置する環境等で効果に差はあるかと思いますが我が家の場合には一定の効果があったと思います。」(天井裏と壁 / 星4)
引用元:Amazon.co.jp「マクロス 超音波発生器 チューバスター MES-53」カスタマーレビューより
ここで、1つ目の重要な発見です
「前の家が取り壊しとなり」——この状況を、少し想像してみてください
隣の家が壊されて、そこに住んでいたネズミが行き場を失い、近所の家に流れてきた
つまりこの家のネズミは、まだ「引っ越してきたばかり」の状態だったわけです
巣も作っていない、餌場も決まっていない、その家に執着する理由もない
そんな相手にとって、「なんだかこの家、居心地が悪いな」は、出ていく十分な理由になります
そしてもう1つ、Amazonのレビューの最後の一文に注目してください
「設置する環境等で効果に差はあるかと思いますが」
これ、私がこの記事で言おうとしていることを、実際に使った方が先に言ってくれているんです
効果が出るまでに1〜3週間かかった、という声


「すぐ効いた」という声がある一方で、時間がかかったという声も同じくらい多いのが特徴です
「ネズミの発生で困っておりました。猫いらず、食べ物(毒入り)で対応しておりましたが、効果ありませんでした。たどり着いたのが、超音波でした。半信半疑で注文。1週間ぐらいで効果が出ていました。取り付けて3週間、ネズミの物音はしなくなりました。」(星5)
引用元:Yahoo!ショッピング「チューバスターのレビュー・口コミ」より
「天井裏にネズミ?(イタチ)が潜んでいるのが判り物は試しと2個購入。(中略)2台とも天井近くに取付けて設置し24時間動作させました。効果は1週間ほどかなり暴れていましたが1週間が経つと潜んでいる気配はありませんでしたので購入して良かったです。」(文化住宅の天井裏 / 50代 / 男性 / 星5)
引用元:楽天市場「チューバスター みんなのレビュー」より
ここから読み取れることが、2つあります
- 1〜2日で「効かない」と判断するのは早すぎる(レビュー全体を見ても、結果が出るまで4日〜3週間の幅がある)
- 効きはじめの時期に、かえって動きが激しくなることがある(「1週間ほどかなり暴れていました」)
「音が増えた気がする」と焦って外してしまう方がいますが、そこで手を止めてしまうと何も分かりません
そしてもう1つ、この方のレビューには、後の章につながる大事な言葉が混ざっています
「天井裏にネズミ?(イタチ)が潜んでいるのが判り」
ご本人も、何がいるのか分かっていないんです
これは責められることではありません
天井裏の音だけで種類を言い当てるのは、住んでいる人にはほぼ不可能だからです
ただ、この「分からないまま」が、後々かなり効いてきます(詳しくは後の章で)
倉庫・ガレージ・部屋ごとの設置で評価が高い|薬剤を使わない安心感も


高評価のレビューを並べていくと、ある共通点が浮かび上がってきます
星5をつけた方の投稿には、庭の物置、ガレージ、台所といった設置場所の名前がはっきり書かれていることが多いのです
たとえば「庭の倉庫に取り付けて1ヶ月、設置後1回の侵入があったきりで、その後はない」という趣旨の投稿がありました
そして、次のような声も目立ちます
「ネズミが家に入ってくるようになり購入しました 部屋ごとに設置してから来なくなり助かってます 天井裏にも来なくなってます」(星5)
引用元:Yahoo!ショッピング「チューバスターのレビュー・口コミ」より
お気づきになりましたか
高い評価をつけている方は、「倉庫」「ガレージ」「部屋ごと」という言葉を使っているんです
倉庫やガレージは、家具も断熱材もほとんどない、がらんとした空間です
音がまっすぐ飛んで、隅々まで届きます
そして「部屋ごとに設置」というのは、裏を返せば「1台では届かなかった」ということでもあります
もう1つ、この商品が選ばれている大きな理由があります
お母さまのために購入したという方は、薬品を使わない点に安心感を持ったと書いていました
これは、本当に大きな価値です
小さなお子さんがハイハイする床に、毒餌を置きたい親御さんはいません
犬や猫を飼っていれば、なおさら気を使います
薬剤を一切使わずに済むという点は、この機械のはっきりとした長所です



これ、けっこう効いてる人いるじゃないですか!じゃあ1個買えば解決ですよね?



その「1個」が引っかかりますね。高評価の人ほど「部屋ごと」や「2台」と書いているんです。そこにちゃんと理由があります。
チューバスターの悪い口コミ|「効かなかった」という声に共通していた条件


ここからは、厳しい声も逃げずに全部載せます
お金を払って裏切られた人の言葉ですから、その気持ちは本物です
ただし、良い口コミと同じ手つきで読んでいきます
その人が、どんな状況で買ったのか——そこを見ます
「はじめは静かになったのに、また鳴り始めた」


否定的な口コミのなかで、私がいちばん重く受け止めたのがこの1件です
「家に住み着いてるので買いました。はじめがさがさ音はしなかったけどまた鳴り始めたました。近寄ってこない事に期待したいです。」(星3)
引用元:Yahoo!ショッピング「チューバスターのレビュー・口コミ」より
短い文章ですが、ここに2つの決定的な情報が入っています
- 「家に住み着いてる」——買った時点で、すでに定住されている
- 「はじめがさがさ音はしなかったけどまた鳴り始めた」——一度は効いた。そのあと戻ってきた
これ、商品が壊れたのでも、この方の設置が下手だったのでもありません
先ほど紹介した販売元の注意書きを、もう一度思い出してください
「超音波に慣れているものもいます。そのような個体には効果を発揮しません」
この方の家で起きたのは、まさにこれです
最初は「うわ、なんだこの嫌な感じ」と離れた
でも、しばらく様子を見ていたら、その音では実際には何も起きないと分かった
痛くもないし、捕まりもしない
そして何より、この家にはあたたかい寝床と餌場がある
——だったら、多少うるさくても戻ったほうが得だ、という判断です
そして、いちばん大事な点です。この機械には、戻ってくる道をふさぐ機能がありません。追い出すところまでが担当範囲で、入口を閉める作業は、まったく別の話なんです
すでに被害が進んでいた家では、機器だけでは追いつかなかった


次の2件は、被害がすでに目に見える段階まで進んでいたケースです
「1カ月前くらいから食品が荒らされるためサクラチェッカーで確認したうえで本製品を2個買いました。ところが全く効果なし。業者に駆除を依頼しました。」(食品被害 / 星1)
引用元:Amazon.co.jp「マクロス 超音波発生器 チューバスター MES-53」カスタマーレビューより
「残念ながら効果はありません。赤くピカピカ点滅するだけ。ネズミは普通に侵入してきます。」(星1)
引用元:Yahoo!ショッピング「チューバスターのレビュー・口コミ」より
1件目の方を、どうか誤解しないでください
この方は、いい加減に買ったわけではないんです
レビューの信頼性を調べるツールまで使って、慎重に選んでいます
しかも1個ではなく、2個買っている
やれることは、ちゃんとやっているんです
それでもダメだった
理由は商品選びではなく、「1カ月前くらいから食品が荒らされる」という被害の段階のほうにあります
食品を荒らすというのは、その家を「餌場」として認識しているということです
餌場を持っている相手は、簡単には出ていきません
そして2件目の「ネズミは普通に侵入してきます」という一文
怒りのこもった短い言葉ですが、この機械の性質を、これ以上ないくらい正確に言い当てています
そう、侵入してくる道は、そのまま残っているんです
冷蔵庫の裏など、障害物のある場所には届いていない


この口コミは、投稿された方ご自身が原因に気づいておられます
「賃貸物件で目撃してから購入しました。届いて設置してから3日経ちましたが設置した部屋の中を走り抜ける姿を目撃しました。目撃できるほどに弱ったと思うべきか、効果が無いのか判断しにくいですが、コンセントに挿しておくだけなので継続してみます。因みに、障害物となる冷蔵庫以外(冷蔵庫裏が1番隠れてそう)上方以外障害物が無いコンセントに挿してあります。」(賃貸物件 / 40代 / 女性 / 星2)
引用元:楽天市場「チューバスター みんなのレビュー」より
「冷蔵庫裏が1番隠れてそう」
この一文が、すべてを説明しています
超音波というのは、光にとてもよく似ています
懐中電灯を部屋の真ん中で照らしても、冷蔵庫の裏側は真っ暗なままですよね
それとまったく同じことが、音でも起きているのです
冷蔵庫の裏はモーターの熱であたたかく、人も手を入れない
ネズミにとっては、これ以上ない一等地です
そこに音が回り込まないのなら、この機械は「部屋のなかに、安全地帯を残したまま鳴っている」状態になります
ちなみに、別の方は「家のネズミは耳が悪いのか元気に走り回っている」という趣旨のことを書いていました
笑い話のように読めますが、実はかなり的を射ています
販売元自身が、「個体の性質や生活環境により超音波が聞こえないものもいます」と書いているのですから
「効いているのか分からない」まま時間だけが過ぎていく


そして最後が、いちばん多くて、いちばん高くつくパターンです
「あまり効果は感じられていませんが、一応設置しておきます。」(60代 / 女性 / 星3)
引用元:楽天市場「チューバスター みんなのレビュー」より
同じような声は、ほかにもたくさんありました
「音がする訳でもなく、ランプが光ったり消えたりするだけで、効果のほどはわからない」という趣旨の投稿や「2ヶ月使っても何の効果もなかった」という投稿が、
星3から星1のあいだに集まっているのです
「一応設置しておきます」
正直に言うと、この6文字が、この記事でいちばん怖い言葉です
効いているかどうか分からない
でも外したら、もっと悪くなる気がする
だから、そのままにしておく
そうやって、1ヶ月が過ぎ、2ヶ月が過ぎ、気がつけば半年が経っています
その間、天井裏では何も止まっていません
1,000円の機械が高くつくとしたら、機械の値段のせいではありません
「判断を先送りにした期間」の分だけ、あとの作業が増えるからです



効いてるか分からないから、外すに外せないんですね…。この気持ち、すごく分かります。



そうなんです。人間には超音波が聞こえませんからね。だからこそ、置く前に「いつまで試すか」を決めておくんです。この方法は後の章でお伝えします。
なぜチューバスターの効果はここまで割れるのか|4つの理由


ここまで集めた材料を、いよいよ整理します
チューバスターの評価が二極化する理由は、大きく4つに分けられます
この4つが分かれば、あなたの家がどちら側になるかも、かなり見えてくるはずです
理由①|追い出す機能はあっても、侵入口をふさぐ機能はない


これが、最大の理由です
超音波の機器は、その場所を「居心地の悪い空間」にする道具です
けれど、物理的に「入れなくする」道具ではありません
いったん出ていったとしても、入ってきた穴がそのままなら、また入れます
では、その「穴」は、どれくらいの大きさなのでしょうか
東京都保健医療局が発行している「都民のためのねずみ防除読本」に、はっきりした数字が載っています


引用元:東京都保健医療局「都民のためのねずみ防除読本」(令和7年12月発行)より
1.25センチ
1円玉の直径が2センチですから、それよりずっと小さい
大人の小指がやっと入るかどうか、という隙間です
しかも、同じ資料にはこんな運動能力も書かれています
- 出入りできる穴の大きさは1.25cm
- 跳躍力は垂直に1メートル、水平に1.2メートル
- 4.5メートルの高さから、水平に2.4メートル以上跳べる
- 15メートル落下しても怪我をしない
- コンクリートブロックや表面の粗い外壁を登って、上の階へ移動できる
- 電線や網の上を、水平に歩ける
この能力を持った相手が、1.25センチの隙間を探して家のまわりを一周するわけです
築15年、20年と経った木造の家に、1.25センチ以上の隙間が「1つも」ない
そんな家は、正直に言うとほとんどありません
エアコンの配管が壁を通っているところ
床下の通気口の網が、いつのまにか外れているところ
屋根と壁がぶつかる部分に、経年でできた小さな口
超音波の機器は、この隙間にたいして何もできません。それは電気の担当ではなく、工事の担当だからです。ここを取り違えたまま「効かない」と言ってしまうのは、少しだけもったいない
理由②|超音波は障害物に弱く、壁や家具の裏には回り込めない


スペック表には「有効範囲 約80〜150平方メートル」と書かれています
畳にして50畳から90畳ですから、数字だけ見れば家1軒ぶんです
けれどこの数字は、「さえぎるものが何もなかったら」という前提の数字として読む必要があります
実際の家には、さえぎるものだらけです
- 冷蔵庫・洗濯機・食器棚の裏
- 押し入れやクローゼットの奥
- 壁の中(柱と柱のあいだの空間)
- 天井裏に敷き詰められた断熱材の下
- 床下
- 閉めきった別の部屋
ここで、高評価の口コミをもう一度思い出してください
「庭の倉庫」「ガレージ」「部屋ごとに設置」「2台とも天井近くに取付け」
全部、死角が少ない条件がそろっているんです
逆に、低評価の口コミには「冷蔵庫裏が1番隠れてそう」という言葉が出てきました
偶然ではありません
置き場所の条件が、そのまま評価の差になっているのです
理由③|ネズミは慣れる。それは販売元も認めている


3つ目の理由が、いちばん切ないところです
販売元の注意書きを、もう一度だけ引きます
「※動物の中には、個体の性質や生活環境により超音波が聞こえないものや超音波に慣れているものもいます。そのような個体には効果を発揮しませんのでご注意ください。」
引用元:株式会社ライズジャパン ライズショッピング「ネズミ用 超音波発生器 チューバスター」より
そして、実際の口コミがこちらでした
「はじめがさがさ音はしなかったけどまた鳴り始めたました」
販売元の説明と、利用者の体験が、ぴたりと重なっています
なお、駆除サービスを行っているある事業者は、自社のコラムで、屋根裏に超音波の機器を設置して経過を見た記録を公開しています
そこでは、最初の10日ほどは何らかの気配を感じ、約2週間後にはまったく気にならなくなり、約2ヶ月経ったころに再び足音が聞こえるようになった、と報告されています
引用元:ダスキン東寺尾支店「超音波ネズミ駆除器の効果について実際に実験してみた結果を公開します。」より要約
ただし、ここは慎重に受け取ってください。これは1件の観察記録であり、しかも駆除サービスを提供している事業者が発信している情報です。「必ず2ヶ月で戻ってくる」という話ではありませんし、チューバスターについての記録でもありません。あくまで「そういう経過をたどった家もある」という参考情報として読んでください
それでも、覚えておいてほしいことがあります
慣れというのは、失敗ではありません
生き物なら当たり前に持っている、学習する力です
だからこそ大事なのは、「静かになったあと、何もしないでいる期間」を作らないことなんです
静かになった数日〜数週間は、慌てずに家のまわりを見て回れる、貴重な時間でもあります
理由④|作動しているかどうかが、人間には分からない


4つ目は、超音波という仕組みそのものが抱えている弱点です
「音がする訳でもなく、ランプが光ったり、消えたりするだけ」という口コミがありました
その通りで、人間の耳には何も聞こえません
だから、ちゃんと働いているのかどうかを、使っている本人が確かめられないのです
これに関して、国民生活センターがひとつの事例を公表しています
「『超音波害虫駆除機を購入したが全く効果がない。超音波が出ているか調べてほしい。』という依頼を受けました。(中略)当該品の外観に異常はなく、コンセントに挿したところ、電源が入ったことを示すLEDが点灯しました。当該品は22~55kHzの超音波を発生するとあったことから、測定器を用いて調査した結果、超音波の発生は確認されませんでした。そこで、分解調査したところ、回路基板上の超音波を出力する端子が基板から剥離しており、スピーカーへ接続されていないことがわかりました。」
引用元:国民生活センター「部品の取り付け不良により正常に動作しなかった超音波害虫駆除機(相談解決のためのテストから No.143)」より
誤解のないように、はっきり書いておきます。これはチューバスターのテスト結果ではありません。まったく別の超音波害虫駆除機について、1件だけ行われた商品テストの事例です。「超音波の機器はどれも不良品だ」という話でもありません
それでも、この事例から学べることが1つあります
LEDが光っていても、それは「音が出ている証明」にはならないということです
ランプがついているから安心、ではない
効いているかどうかは、ネズミ側の変化を見て判断するしかないのです
その具体的な方法は、後の章で3つご紹介します
チューバスターが向いている人・向いていない人


ここまでの内容を、あなた自身に当てはめられる形にまとめます
この章を読み終えたとき、「うちはどっち側か」の見当がついているはずです
チューバスターが向いている人の条件


次の項目に多く当てはまる方は、試してみる価値が十分にあります
- 物音やフンに気づいてから、まだ数日〜数週間である
- 音がするのが1か所(1部屋・1エリア)に限られている
- フンの量が少なく、悪臭や天井のシミはまだ出ていない
- 置きたい場所が倉庫・ガレージ・物置・台所など、家具が少なく空間が区切られている
- 近所で解体工事や工事があり、最近になって急に音がしはじめた
- 小さなお子さんやペットがいて、薬剤や毒餌は使いたくない
- 「◯週間試してダメなら次に進む」と、期限を決められる
- 数千円で様子を見て、判断材料が増えるならそれで十分だと思える
特に大きいのが、「まだ日が浅い」という条件です
相手がまだこの家を「自分の家」だと思っていない段階なら、居心地を悪くするだけで出ていってくれる可能性は十分にあります
そして、薬剤を使いたくないという理由は、それだけで立派な選択理由です
毒餌には、家のどこかで死なれてしまうという、なかなかつらいリスクもありますから
チューバスターが向いていない人の条件


一方、次の項目に当てはまる方は、機器だけでは追いつかない段階に来ている可能性が高いです
- 物音が数ヶ月以上、あるいは年単位で続いている
- フンが溜まっている、悪臭がする、天井にシミが出ている
- 食品や配線がかじられている
- 複数の場所(別々の部屋、1階と2階の両方など)から音がする
- 音の発生源が天井裏・壁の中・床下など、機器の音が届きにくい場所である
- ネズミ以外(イタチ・ハクビシン・アライグマ・コウモリなど)の可能性がある
- すでに他の市販グッズ(忌避剤・くん煙剤・毒餌など)を試して効かなかった
誤解しないでいただきたいのですが、これは「買うな」という意味ではありません
1,000円ですから、買って併用すること自体は何の問題もありません
ただ、「これで終わりにしよう」と考えるのは危ない、ということです
この条件に当てはまる家では、追い出す作業と同じくらい、入口をふさぐ作業と、溜まったフンを片づける作業が必要になります
ここで、当然の疑問が浮かびますよね
「じゃあ、うちがどっちなのかは、どうやって知ればいいの?」
その答えは、この記事の後半でお伝えします



うち、音がするのが半年前からで、しかも寝室と台所の両方なんです…。これ、向いていない側ですよね?



その可能性は高いですね。ただ、決めつけるのはまだ早いです。天井裏を実際に見てからでも遅くありません。
そもそも「ネズミ以外」だったら、話がまるごと変わる


ここで、見落とされがちな話をします
天井裏の音の主が、ネズミとは限りません
覚えていますか
先ほど紹介した星5のレビューに、こんな書き方がありました
「天井裏にネズミ?(イタチ)が潜んでいるのが判り」
買った本人が、何がいるのか分かっていないんです
これは、この方が不注意なわけではありません
天井板越しの音だけで種類を言い当てるのは、住んでいる人にはほぼ不可能なんです
そして、この「分からない」が、かなり重い意味を持ちます
環境省の資料によれば、鳥獣保護管理法は「鳥獣」を「鳥類又は哺乳類に属する野生動物」と定義しています
そのうえで、いえねずみ類3種(ドブネズミ・クマネズミ・ハツカネズミ)は、この法律の対象外とされています
「『鳥獣』を『鳥類又は哺乳類に属する野生動物』と定義しています」
引用元:環境省「鳥獣保護管理法の概要」より
つまり、こういうことになります
| 相手 | 鳥獣保護管理法の対象 | 自分で捕獲できるか |
| ドブネズミ・クマネズミ・ハツカネズミ | 対象外 | 住宅内での駆除に捕獲許可は不要 |
| イタチ・ハクビシン・アライグマ・コウモリなど | 対象 | 許可なく捕獲することはできない |
ただし、捕獲の手続きや運用は自治体によって異なります。「うちは大丈夫」と自己判断せず、必ずお住まいの自治体の担当窓口や、専門業者に確認してください



ハクビシンだったら、罠で捕まえて山に逃がしてくればいいですよね?



…リョウさん、それ、許可なしにやったら法律に触れる可能性がありますよ?
では、何がいるのかを見分ける手がかりはあるのでしょうか
東京都保健医療局の資料には、こう書かれています
「ねずみ本体を確認することは困難ですが、活動に伴ってさまざまな証拠(ラットサイン:証跡)を残すので、それを手掛かりに活動場所を特定することができます。ラットサインの種類は、音、かじり跡、糞、足跡、体のこすり跡などです。足跡やこすり跡は、ねずみの体から分泌される脂分と汚れが、ねずみの通り道に付着してできるもので、特有の黒光りした跡になります。」
引用元:東京都保健医療局「都民のためのねずみ防除読本」(令和7年12月発行)より
ラットサイン(=ネズミが通った跡に残る、黒くこすれたような汚れや足跡などの痕跡)という言葉、覚えておいてください
音・かじり跡・フン・足跡・体のこすり跡
この5つが、素人でも探せる手がかりです
ただし正直に申し上げると、これで種類まで特定するのはかなり難しい
フンの大きさや形で見分ける方法もありますが、天井裏に上がらないと見られません
種類が分からないまま超音波の機器を置くのは、宛先を書かずに手紙を出すようなものです
届くかもしれないし、届かないかもしれない
それでも試すなら|効果を出す使い方と「見切りをつける期限」の決め方


ここまで読んで、「それでもまず試してみたい」と思った方へ
その気持ちを否定するつもりは、まったくありません
ただし、試し方には作法があります
この章では、実際に高い評価をつけた方々がやっていたことを、そのまま真似できる形でお渡しします
設置場所と台数のコツ|口コミの高評価者がやっていたこと


星5をつけた方は「2台とも天井近くに取付けて設置」と書いていました。音の発生源から遠い1階のリビングに置いても、天井裏には届きません。天井裏にコンセントがあれば、そこがいちばん有力な候補になります
「部屋ごとに設置してから来なくなり助かってます」という声がありました。有効範囲の数字を信じて1台で家中をまかなおうとすると、ほぼ確実に死角ができます
冷蔵庫・食器棚・洗濯機などの裏が隠れ場所になっている場合、それらを挟んだ反対側のコンセントに挿しても意味が薄くなります。隠れ場所と機器のあいだに、大きなものが入らない配置にしてください
消費電力は1.8Wです。夜だけつけるといった使い方だと、日中の移動を許してしまいます。星5の方も「24時間動作させました」と書いていました
ただし、コンセント式ならではの制約もあります
この点は、口コミが正直に教えてくれています
「電池式しか使えないかなと思ったら、屋根裏にコンセント発見。でこのタイプ購入。が思ったとこには差し込めずちょっとずれたとこにはめた。効いてるのか解らないが、屋根裏が静かになったので効いてるのかとは思う。」(屋根裏 / 60代 / 男性 / 星4)
引用元:楽天市場「チューバスター みんなのレビュー」より
「思ったとこには差し込めず」——これは本当によくあることです
そもそも屋根裏にコンセントがない家も、たくさんあります
その場合、音の発生源のいちばん近くに置くという基本が、最初から成り立ちません
- リスやハムスターなど、げっ歯類のペットがいる場所では絶対に使わない(販売元が明確に禁止しています)
- 赤いLEDが点滅するため、寝室など人の視界に入る場所では気になる場合がある
- 連続して通電すると本体が温かくなることがある(ある購入者は、販売店に問い合わせたところ「15日間で2時間位取り外して」と案内されたと投稿しています)
犬や猫については、販売元は影響がないとしています
ただし「食欲減退などの影響が出た場合は、使用を中止してください」とも書かれていますので、様子は見てあげてください
効いているかを自分で確かめる、3つの方法


超音波は聞こえません
だから、「変化」のほうを目に見える形にします
実は、口コミの投稿者のなかに、これを自分でやっている方がいました
「台所に設置して4日ほどになりますが今のところネズミ」の姿は見ていません。わざと肉のかけらをおいてみましたが、翌朝に確認したが食べられていませんでした。二晩同じことをしましたがやはり食べられていませんでした。」(台所 / 星3)
引用元:Yahoo!ショッピング「チューバスターのレビュー・口コミ」より
ほかにも、粘着トラップを併用して「今のところネズミは接着剤に着いていない」と経過を見ている方がいました
どちらも、すばらしい確認の仕方です
この考え方を、3つの方法に整理しました
- ① 餌を置いて、翌朝確認する/同じ場所・同じ時間に、同じものを2〜3晩続けて置く。減っているかどうかを毎朝記録する
- ② 粘着トラップを通り道に置く/かかるかどうかだけでなく、「かからなくなったか」も情報になる
- ③ 通り道に薄く粉をまいて、足跡が残るか見る/小麦粉やベビーパウダーで十分。あわせて、黒光りしたこすり跡(ラットサイン)が増えていないかもチェックする
ここで、大事な注意を1つ
「音がしなくなった」だけを根拠にしないでください
音が止まったということは、「出ていった」のかもしれません
けれど「機器の音が届かない、別の場所に移っただけ」という可能性も、同じくらいあります
寝室の上が静かになった代わりに、今度は台所の壁の中に移った——現場では、こういうことがよく起きます
だからこそ、家全体を見て回ることが必要になります
レビューを見ると、効果が出た方は4日〜3週間で変化を感じています。一方で、2ヶ月置いても何も変わらなかったという声もありました。
ですから、コンセントに挿すその日に、カレンダーへ「◯月◯日までに変化がなければ次の手を打つ」と書き込んでください。目安としては3週間から1ヶ月です。
これを決めておかないと、「一応設置しておきます」の状態が半年続きます。そのあいだ、天井裏では何も止まっていません。
天井裏の実態は、お金をかけずに確かめられる


ここまで読んで、まだ残っている問いがあるはずです
「結局、うちの家は”試していい段階”なのか、”見てもらうべき段階”なのか」
正直にお答えします
この記事では、そこまでは分かりません
口コミを42件読んでも、スペック表を暗記しても、法律を調べても、あなたの家の天井裏が今どうなっているかだけは、絶対に分からないんです
フンがどれくらい溜まっているのか
断熱材が荒らされているのか
入口はいくつあって、どこにあるのか
これは、見た人にしか分かりません
そして、ここからが大事なところです
その「見てもらう」は、無料でできます
害獣駆除業者のなかには、現地調査と見積もりを無料でやっているところがあります
出張費もキャンセル料もかからないところ、24時間365日いつでも受け付けているところ、日本全国に対応しているところ
なかには、工務店として長年やってきて家の構造そのものを知り尽くしているところや、最長10年の保証をつけているところもあります
「呼んだら断れなくなるのでは」と思うかもしれません
その気持ちは、本当によく分かります
でも、頼むかどうかは、天井裏の写真を見せてもらってから決めればいいんです
写真を見た結果、「思ったより軽い。まだ機器で様子を見られる」となるかもしれない
それはそれで、大きな収穫です
被害の実態を知ることと、契約することは、まったく別の話です
まずは、判断材料をタダで手に入れてください
\ 相見積にもオススメ /
ただし、ここで1つだけ守ってほしいことがあります
1社だけで決めないこと
理由は、次の章でお話しします
業者に見てもらうとき、見積もりで必ず確認したい4つのこと


無料で見てもらうところまでは決まりました
問題は、そのあとです
ここを知らずに見積書を受け取ると、金額の数字だけを見比べることになってしまいます
「駆除」だけの料金か、清掃・消毒・侵入口の封鎖まで含むのか


東京都保健医療局の資料に、駆除の進め方についてこう書かれています
「ねずみを効果的に駆除するためには、事前の生息状況調査と、それに基づく捕獲作業及び防そ修繕、そしてその後の効果判定がなされる必要があるので、どうしても複数回の作業が必要です。また、費用については、周囲の環境、住宅構造、作業条件などによって異なりますが、見積書を作成してもらい、内容について納得できるまで十分説明を聞くことが必要です。」
引用元:東京都保健医療局「都民のためのねずみ防除読本」(令和7年12月発行)より
ここに出てくる「防そ修繕(ぼうそしゅうぜん)」という言葉、聞き慣れないと思います
これは、ネズミが入ってくる隙間をふさぐ工事のことです
つまり公的な資料が、「調査」「駆除と侵入口の修繕」「効果判定」の3つで1セットだと言っているわけです
ということは、「駆除 ◯◯円」という一行だけの見積書を2社並べても、比べたことになりません
A社の「駆除」には封鎖工事が入っていて、B社の「駆除」には入っていないかもしれないからです
見積書に、この5項目を書き出してもらってください
- 調査/どこまで見るのか(天井裏・床下・建物の外まわり)
- 駆除・捕獲/どんな方法で、何回来るのか
- フンの清掃と消毒/範囲はどこまでか
- 侵入口の封鎖/何か所を、どんな材料と方法でふさぐのか
- 施工後の効果判定/いつ、何回、見に来てくれるのか
この5項目を書いてもらえば、金額の高い安いに意味が出てきます
保証は「年数」ではなく「再発時にどこまで無償か」で見る


「最長10年保証」
この文字を見ると、つい安心してしまいます
でも、大事なのは年数ではなく中身です
- 再発したとき、どこまでが無償対応の範囲か
- 再訪してもらえる回数に上限はあるか
- 「同じ場所からの再発」に限定されていないか(別の場所から入られたら対象外、というケースがある)
- 保証を受け続けるための条件はあるか(定期点検を受ける必要があるかなど)
実際、害獣駆除業者のなかには最長10年の保証をつけているところや、再発防止保証の期間を選べる仕組みを用意しているところもあります
ただ、その中身は業者によって本当にバラバラです
だからこそ、数字ではなく条文を聞いてください
1社では決めない|複数見積もりは、公的機関自身が推奨している


ここが、いちばんお伝えしたいところです
国民生活センターが、2024年4月に発表した資料があります


引用元:国民生活センター「ネットの価格と全然違う!?害虫・害獣駆除のトラブルにご注意」(令和6年4月24日)より
駆除サービスに関する相談は、2018年度の854件から、2023年度には2,290件まで増えています(※この集計にシロアリ駆除サービスは含まれていません)
ここで、「やっぱり業者は怖い」と受け取らないでください
相談件数は、業者全体の質を表す数字ではありません
そして何より、同じ資料には対処法がはっきり書いてあるのです
「トラブルを避けるためには、害虫や害獣が突然出てきても、できる限り慌てずに、本当に緊急を要するものなのか冷静に考えた上で、複数社から見積もりを取る前提で業者に連絡しましょう。不安をあおったり契約を急かすなどして、作業内容や価格について事前に他の業者と比較・検討する機会を奪うような勧誘をする業者とは契約しないようにしましょう。」
引用元:国民生活センター「ネットの価格と全然違う!?害虫・害獣駆除のトラブルにご注意」(令和6年4月24日)より
「特に、3ケタ台の極端に安い料金が表示されている場合、最低料金で依頼できることはまずありませんので注意しましょう。」
引用元:国民生活センター「ネットの価格と全然違う!?害虫・害獣駆除のトラブルにご注意」(令和6年4月24日)より
読み飛ばさないでください
「複数社から見積もりを取る前提で業者に連絡しましょう」
これは私が勝手に言っていることではなく、公的機関が正式に出しているアドバイスです
「相見積もりを取るのは失礼かな」と遠慮する方がいますが、その必要はまったくありません
むしろ、それが推奨されている行動なんです
そして最後に、東京都保健医療局が示している「業者を選ぶときの4つの確認事項」を紹介します
- 事前の生息調査と、防除後の効果判定を適切に実施していること
- 薬剤やトラップを使う対策だけでなく、環境を整える側面からも対策を講じたり指導を行えること
- 侵入口をふさぐ工事の内容・施工方法について、顧客にきちんと説明し、理解を得ていること
- 費用について見積書を提出し、納得を得られるまで十分に説明できること
そして、同じ資料にはこんな一文もあります
「ねずみ防除に直接関係ない作業を強く勧めたり、必要以上に顧客の危機感をあおるような業者は、適切とはいえません。」
引用元:東京都保健医療局「都民のためのねずみ防除読本」(令和7年12月発行)より
この一文を覚えておけば、現地調査に来た方の話し方で、かなり判断できます



1社だけの見積もりには、高いか安いかを測る物差しがありません。無料で出してもらえるものは、遠慮なく複数もらってください。それが結果的に、業者さんにとってもフェアな比べ方になります。
チューバスターの口コミ・効果に関するよくある質問


- チューバスターは本当に効果がありますか?
-
効いた人と、まったく効かなかった人が両方います。楽天市場とYahoo!ショッピングの実レビュー42件では、星5が16件、星1が7件と二極化していました。効果が出やすいのは、被害に気づいてから日が浅く、障害物が少なく、対象がネズミである場合です。
- 効果が出るまで、どれくらいかかりますか?
-
レビューを見ると、4日〜3週間の幅があります。販売元も「設置後すぐに動物の侵入がなくなるものではありません」と説明しています。逆に、2ヶ月置いても何も変わらなかったという声もありました。1〜2日で判断するのは早すぎますが、期限を決めずに続けるのも危険です。
- 1台で家中カバーできますか?
-
有効範囲は約80〜150平方メートルとされていますが、これはさえぎるものがない条件での数字と考えたほうがよいでしょう。超音波は壁や家具に弱いため、部屋をまたぐと届きにくくなります。実際、高評価のレビューには「部屋ごとに設置」「2台使用」という書き方が目立ちます。
- ネズミが慣れてしまうことはありますか?
-
販売元が「超音波に慣れているものもいます。そのような個体には効果を発揮しません」と明記しています。実際の口コミにも「はじめは音がしなかったけど、また鳴り始めた」という声がありました。慣れは生き物の学習能力によるもので、製品の不良ではありません。
- 電気代はどれくらいかかりますか?
-
定格消費電力は1.8Wです。LEDの常夜灯と同じくらいの小ささなので、24時間つけっぱなしにしても電気代を心配するような数字にはなりません。具体的な金額は契約している電力会社の単価で変わるため、断定は避けます。
- ペットがいても使えますか?
-
販売元は「リスやハムスター等のげっ歯類のいる場所では絶対に使用しないでください」と明記しています。犬や猫については影響はないとされていますが、「食欲減退などの影響が出た場合は、使用を中止してください」とも案内されています。設置後しばらくは様子を見てあげてください。
- 天井裏にいるのがネズミかどうか分からないのですが?
-
これは本当によくあることで、星5をつけた方でさえ「ネズミ?(イタチ)」と書いていました。イタチ・ハクビシン・アライグマ・コウモリなどは鳥獣保護管理法の対象で、許可なく捕獲することはできません。まず何がいるのかを確かめる必要があります。捕獲の手続きは自治体によって運用が異なるため、お住まいの自治体や専門業者に確認してください。
- 業者に頼むと、必ず高額になりますか?
-
費用は住宅の構造や被害の状況によって変わるため、書面の見積もりを取らないと分かりません。東京都保健医療局の資料も「見積書を作成してもらい、内容について納得できるまで十分説明を聞くことが必要です」としています。現地調査と見積もりを無料で行っているところもありますし、国民生活センターも複数社から見積もりを取ることを勧めています。
- 効いているかどうか、どうやって確かめればいいですか?
-
「音がしなくなった」だけを根拠にしないでください。別の場所に移っただけの可能性があります。餌を同じ場所に2〜3晩置いて減るかどうかを見る、粘着トラップの反応を見る、通り道に薄く粉をまいて足跡が残るか見る——この3つを組み合わせると、変化が目に見える形になります。
まとめ|チューバスターの効果は「あなたの家の状態」で決まる


長い記事を、ここまで読んでくださってありがとうございます
最後に、大事なところだけまとめます
チューバスターの口コミが割れているのは、商品の良し悪しだけの問題ではありませんでした
超音波の機器は「追い出すための道具」であって、「侵入口をふさぐ道具」ではない
だから、被害が浅くて入口が少ない家では「効いた」になり、被害が進んで入口が複数ある家では「効かなかった」になるのです
- 向いているのは/被害に気づいたばかりで、対象がネズミで、様子を見る期間を決めて使える人
- 向いていないのは/すでにフンが溜まっている人、複数の場所から音がする人、ネズミ以外の害獣が疑われる人
- そして/自分がどちらに当てはまるのかは、天井裏と床下を見てもらわないと分からない
今日からできることを、3つのステップにまとめました
音・かじり跡・フン・足跡・黒光りしたこすり跡。この5つを、見える範囲だけでかまいませんので探して、場所と日付をメモしてください。スマホで写真を撮っておくと、業者に見せるときにそのまま使えます
コンセントに挿すその日に、カレンダーへ「◯月◯日までに変化がなければ次の手を打つ」と書いてください。目安は3週間から1ヶ月。あわせて、餌や粘着トラップで結果を目に見える形にしておきます
機器を試している期間に、天井裏の実態だけ知っておきます。国民生活センターも「複数社から見積もりを取る前提で業者に連絡しましょう」と勧めています。頼むかどうかは、実態を知ってから、自分のタイミングで決めれば十分です
1,000円の機械を否定するつもりは、まったくありません
実際に、それで音が止まった家が確かにあるのですから
ただ、順番だけは間違えないでください
「何がいるのか」「どこから入っているのか」を知らないまま機械を置き続けた数ヶ月が、いちばん高くつきます



私も現場に入るときは、まず「何がいるか」を確かめるところから始めます。順番さえ間違えなければ、遠回りはしなくて済むんです。焦らなくて大丈夫ですよ。
相見積もりの1社目に入れておきたい、無料で現地調査してくれる窓口


見積もりも現地調査も無料なら、比べるだけ比べて損はありません
頼むかどうかは、天井裏の写真を見せてもらってから決めれば十分です
まずは、判断材料をそろえるところから始めてみてください
\ 相見積にもオススメ /
今夜も、天井の音が気になって眠れないかもしれません
でも、明日には「うちの天井裏がどうなっているか」を知る予定が入っている
それだけで、見上げる回数はきっと減ります
