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【放置すると危険】システムキッチンの「ネズミ対策」を徹底解説

「キッチンで夜中に何か物音がする…」

「食材の袋にかじられたような跡が…?」

「まさか、うちの清潔なキッチンにネズミがいるなんて…」

最新のシステムキッチンでも、ネズミ被害は意外と多く発生します。

ですが、そのサインを放置すると、見えない場所で被害が深刻に拡大しているかもしれません。

しかし、ご安心ください。

本記事では、システムキッチンのネズミ対策を、原因の特定から駆除、再発防止まで徹底的に解説します。

この記事を読むことで、ネズミ被害の原因から解決策の全てを知ることができ、安心してキッチンに立てるようになります。

記事のポイント

  • ネズミがいるか確かめる方法
  • 自分でできるネズミ対策
  • ネズミが出る根本的な原因
  • 放置する危険なリスク
  • プロ業者に依頼するメリット
目次

システムキッチンにネズミは本当に出る?「確かめる方法」

システムキッチンにネズミは出る

ネズミの姿を直接見ることは、実はあまり多くありません。

多くの場合、ネズミが残した痕跡である「ラットサイン」によって、その存在に気づきます 。  

  • ネズミがいるサイン「ラットサイン」とは?
  • ラットサインの具体的な見つけ方
  • ネズミの種類を見分けるポイント

これらのサインは、ネズミの存在を知らせるだけでなく、種類や行動範囲を特定する重要な手がかりです。

それでは、ラットサインについて、くわしく見ていきましょう。

ネズミがいるサイン「ラットサイン」とは?

ラットサインとは、ネズミが活動した場所に残す物理的な証拠のことです。

警戒心が強く夜行性のネズミは人前に姿を現しにくいため、ラットサインが唯一の存在証明となることもあります 。  

  • フン(糞)
  • 黒いこすり跡(ラビングマーク)
  • かじられた跡(齧り跡)

たとえば、壁や柱に残る黒光りする汚れは、ネズミが体をこすりつけて移動した跡です 。  

視力が弱いネズミは壁伝いに移動する習性があるため、同じ場所を繰り返し通り、汚れが蓄積するのです。

ラットサインの具体的な見つけ方

ラットサインを見つけるには、ネズミが好みそうな場所を重点的に確認することが大切です。

フンは、約4mmから20mmほどの大きさで、黒や茶色をしており、壁際や部屋の隅でよく見つかります 。  

  • キッチンや配管の周辺  
  • 屋根裏や天井裏  
  • ブレーカーや換気扇の周り  

たとえば、足跡がはっきりしない場所に小麦粉やベビーパウダーを薄くまいておくと、翌朝にはっきりと痕跡が残ります 。  

ネズミの足跡は約1cmから2cmほどで、前足の指は4本、後足は5本という特徴があります 。  

ネズミの種類を見分けるポイント

家に侵入するネズミの種類を特定することは、効果的な対策を立てるうえで非常に重要です。

なぜなら、ネズミの種類によって習性や主な侵入経路が異なるからです 。  

  • フンの大きさと形
  • ラットサインが見つかる場所
  • 体の大きさや見た目の特徴

たとえば、水回りや床下で10mm以上の太いフンを見つけたら、湿気を好むドブネズミの可能性が高いです 。  

一方で、天井裏や棚の上で細長いフンを見つけた場合は、高い場所に登るのが得意なクマネズミが疑われます 。  

スクロールできます
特徴ドブネズミクマネズミハツカネズミ
体長約18cm~26cm約14cm~20cm約5cm~10cm
フンの特徴10mm~20mm。太く丸みがある。6mm~10mm。細長く散らばる。4mm~7mm。米粒大で両端がとがる。
主な生息場所キッチン、床下、排水管周りなど湿った低い場所天井裏、壁の中、棚の上など乾燥した高い場所物置、倉庫、自然環境に近い場所
身体的特徴耳が小さく、尾は体より短い。耳が大きく、尾は体より長い。他の2種より体が明らかに小さい。

システムキッチンの「ネズミ対策」

システムキッチンのネズミ対策

効果的なネズミ対策は、追い出すこと、寄せ付けないこと、そして二度と侵入させないことの三段構えで行います。

単にネズミを捕まえるだけでは、根本的な解決にはなりません。

  • ネズミを寄せ付けない環境づくり
  • 市販グッズを使った駆除方法
  • 侵入経路をふさぐ具体的な手順

これら3つの対策を組み合わせることで、ネズミのいない安心なキッチンを取り戻すことができます。

それぞれの対策を、具体的に見ていきましょう。

ネズミを寄せ付けない環境づくり

ネズミ対策の基本は、ネズミにとって魅力のない環境を作ることです。

特に「エサを与えない」「隠れ家を与えない」の2点を徹底することが、最初のステップになります 。  

  • 食材は密閉容器に入れる  
  • 生ゴミは蓋付きのゴミ箱へ  
  • ペットフードや仏壇のお供え物も管理  

たとえば、米やパスタなどの乾物は、ネズミが簡単に食い破ってしまう紙袋やビニール袋のまま保管しないようにしましょう。

硬いプラスチック製やガラス製の容器に移し替えるだけで、エサになるのを防ぐことができます 。  

市販グッズを使った駆除方法

すでにネズミが住み着いてしまった場合は、より積極的な駆除が必要です。

市販されている駆除グッズを、ネズミの習性を理解したうえで効果的に使いましょう。

  • 粘着シート
  • 殺そ剤(毒エサ)
  • 忌避剤(スプレーなど)

たとえば、粘着シートはネズミが移動する壁際に隙間なく設置するのがコツです 。  

設置後すぐに捕まらなくても、ネズミの警戒心が解けるまで最低3日間は動かさずに様子を見ることが重要です 。  

侵入経路をふさぐ具体的な手順

ネズミの駆除と並行して、最も重要なのが侵入経路の封鎖です。

ネズミは1.5cmほどのわずかな隙間からでも侵入するため、徹底的にふさぐ必要があります 。  

  • 防鼠パテ
  • 金網
  • パンチングメタル

たとえば、シンク下の配管と床の隙間をふさぐ場合、まず金網やステンレスたわしを詰め込みます 。  

その上からネズミが嫌がる成分の入った防鼠パテで固めることで、かじられる心配のない強固な封鎖が可能です 。  

システムキッチンにネズミが出る「根本的な原因」

システムキッチンのネズミ原因

「うちは新しいし、清潔にしているのになぜ?」

そう思う方も多いかもしれませんが、実はシステムキキッチンの構造そのものがネズミを呼び寄せているのです。

  • 原因①:豊富なエサと水
  • 原因②:巣作りに適した環境
  • 原因③:多くの侵入経路

これら3つの要素がそろうことで、システムキッチンはネズミにとって「最高の住処」となってしまいます。

それぞれの原因を、くわしく掘り下げてみましょう。

原因①:豊富なエサと水

ネズミは非常にエネルギー消費が激しく、常にエサを探し回っています。

1日に体重の3分の1から4分の1もの量を食べる必要があり、キッチンは格好のエサ場となるのです 。  

  • 床に落ちた食べかす
  • 保管している米や野菜、インスタント食品  
  • 石鹸やペットフードまで食べる雑食性  

たとえば、調理中にこぼれたわずかな食材のかけらや油汚れも、ネズミにとってはごちそうになります 。  

シンク周りで常に水が手に入ることも、ネズミがキッチンを好む大きな理由の一つです。

原因②:巣作りに適した環境

ネズミは、安全で暖かく、暗い場所に巣を作って繁殖します。

システムキキッチンの収納内部や、冷蔵庫の裏などのデッドスペースは、巣作りに最適な条件を満たしています。

  • 断熱材  
  • ビニール袋や紙類
  • 布巾やティッシュペーパー  

たとえば、冷蔵庫や食洗機などの家電の裏は、モーターの熱で一年中暖かく、絶好の巣作りポイントです。

近くに保管しているビニール袋や新聞紙は、巣の材料として使われてしまいます 。  

原因③:多くの侵入経路

システムキッチンがネズミの温床となる最大の原因は、その構造にあります。

一見すると隙間なく作られているように見えますが、内部には無数の「通り道」が存在するのです 。  

  • 水道・給湯管の壁貫通部  
  • ガス管の引き込み口
  • 排水管と床の隙間  

たとえば、キッチンの排水管を通すために床に開けられた穴は、実際の管の直径よりかなり大きく作られています 。  

壁や床下を移動してきたネズミにとって、その隙間はキッチン内部へと続く高速道路の入り口と同じなのです。

家に住みつくネズミを「放置するリスク」

ネズミリスク

キッチンにいる一匹のネズミは、氷山の一角かもしれません。

ネズミの存在に気づきながら放置すると、被害は健康面から経済面まで、多岐にわたって拡大します。

  • 衛生面・健康上のリスク
  • 経済的なリスク
  • 精神的なストレス

これらのリスクは相互に関連しあっており、時間の経過とともに深刻化していく傾向があります。

具体的にどのような危険があるのか、見ていきましょう。

衛生面・健康上のリスク

ネズミは、さまざまな病原菌やウイルスを媒介する危険な存在です。

フンや尿はもちろん、ネズミが歩き回った場所を触るだけでも、感染症のリスクがあります 。  

  • サルモネラ菌などによる食中毒  
  • 体に付着したダニ・ノミによるアレルギーや皮膚炎  
  • 噛まれた場合の鼠咬症やアナフィラキシーショック  

たとえば、ネズミがキッチンカウンターや食器の上を歩くだけで、サルモネラ菌が付着する可能性があります。

知らずにその食器を使うことで、家族が食中毒を引き起こす危険性も考えられるのです 。  

経済的なリスク

ネズミによる経済的な被害は、食べ物を荒らされるだけにとどまりません。

一生伸び続ける歯を削るために、家のあらゆるものをかじる習性が、甚大な損害につながることがあります 。  

  • 電気配線をかじり、火災や停電の原因に  
  • ガスホースをかじり、ガス漏れの危険  
  • 柱や壁、断熱材を破壊し、家の資産価値を低下させる  

たとえば、ネズミがかじった電気配線がショートして火災が発生したという事例は、決して少なくありません 。  

さらに、多くの火災保険では「ねずみ食い」による被害は補償の対象外とされており、修理費用は自己負担となります 。  

精神的なストレス

見過ごされがちですが、ネズミが家にいるという事実がもたらす精神的な苦痛は非常に大きいものです。

「自宅が侵略されている」という感覚は、日々の安心感を大きく損ないます。

  • 夜間の物音による睡眠不足  
  • 「いつ出てくるか」という不安感とストレス
  • キッチンが不潔に感じ、料理や食事を楽しめなくなる

たとえば、家族が寝静まった深夜に天井裏や壁の中から聞こえる「カサカサ」という物音。

その音のせいで眠れなくなり、慢性的なストレスや睡眠不足に悩まされるケースも多く報告されています 。  

ネズミ駆除はプロ業者への①無料相談②現地調査③見積依頼がおすすめ

ネズミ駆除業者おすすめ

市販のグッズで対策しても、ネズミが再び現れることは少なくありません。

確実な駆除と再発防止のためには、専門知識を持つプロの業者に依頼するのが最も賢明な選択です。

  • プロに依頼するメリット
  • 業者選びのポイントと料金相場
  • 依頼から駆除完了までの流れ

プロは症状を抑えるだけでなく、被害の根本原因を突き止めて、恒久的な対策を施してくれます。

プロに任せるべき理由を、具体的に解説します。

プロに依頼するメリット

プロの最大の強みは、その専門知識と技術力にあります。

素人では見つけられないような侵入経路を正確に特定し、完全に封鎖することができるのです 。  

  • 根本原因である侵入経路の完全な封鎖
  • 効果の高い専用の資材と薬剤を使用
  • 糞尿の清掃・消毒といった衛生的後処理  

たとえば、プロが侵入経路をふさぐ際に使用するパンチングメタルは、厚さ0.5mmから1.0mmの金属板です 。  

ネズミが絶対にかじって破れない専用資材を使うことで、再侵入を確実に防ぎます。

業者選びのポイントと料金相場

信頼できる業者を選ぶためには、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。

料金の安さだけで選ぶのではなく、サービスの内容をしっかりと見極めることが大切です。

  • 無料の現地調査と詳細な見積もりを提供してくれるか
  • 作業内容や保証期間についての説明が明確か
  • 実績や口コミが豊富か

たとえば、料金相場は被害状況や建物の広さによって大きく変動し、一般家庭で3万円から20万円以上になることもあります 。  

必ず複数の業者から見積もりを取り(相見積もり)、作業内容と料金を比較検討しましょう。

依頼から駆除完了までの流れ

プロに依頼する際の流れを知っておくと、安心して相談できます。

一般的には、相談から調査、駆除、アフターフォローまでが一連のサービスとなっています。

  • ①問い合わせと無料相談
  • ②現地調査と見積もり提示
  • ③駆除作業と侵入経路封鎖

たとえば、②の現地調査では、キッチンだけでなく家全体をくまなくチェックします 。  

屋根裏から床下、建物の外周まで調査し、すべてのラットサインと侵入経路を特定した上で、最適な駆除計画を提案します。

よくある質問|システムキッチンのネズミ対策について

  • ネズミの侵入経路が分からない!特定方法は?
  • ネズミの侵入口をふさぐ方法は?
  • マンションの台所下に出るネズミの侵入経路は?
  • ネズミを家から追い出す方法は?

ネズミの侵入経路が分からない!特定方法は?

最も確実な方法は、ネズミが残した「ラットサイン」をたどることです 。  

フンや黒いこすり跡が集中している場所が、ネズミの通り道や侵入口である可能性が高いです 。  

  • 壁際や部屋の隅を重点的に探す
  • 配管の貫通部や通気口など隙間をチェック  
  • 小麦粉をまいて足跡を確認する  

ラットサインは、ネズミの行動ルートを示す地図のようなものです。

それでも見つからない場合、壁の中や天井裏など、目に見えない場所を経路にしていることが考えられます。

ネズミの侵入口をふさぐ方法は?

ネズミにかじられない、耐久性の高い素材で隙間を完全に埋めることが基本です。

1.5cm以上の隙間はすべて、封鎖の対象と考えましょう。

  • 防鼠パテ  
  • 金網やステンレスたわし  
  • パンチングメタル(金属板)  

最も効果的なのは、金網などを隙間に詰めた後、防鼠パテで上から塗り固める複合的な方法です 。  

木材やプラスチック、モルタルなどはネズミがかじって壊してしまうため、封鎖には不向きです。

マンションの台所下に出るネズミの侵入経路は?

マンションの場合、各住戸をつなぐ壁や床の内部にある配管スペースが、ネズミの移動経路になっています。

そこから各部屋のキッチンへ侵入する際の主な入口は、配管が床を貫通する部分の隙間です 。  

  • 排水管やガス管が床を貫通する部分の隙間
  • エアコンの配管用スリーブの隙間  
  • 壁の内部にある配線の通り道

運動能力の高いクマネズミは、配管などを伝って高層階まで登ってくることがあります 。  

そのため、自分の部屋だけでなく、建物全体で問題が発生している可能性も考えられます。

ネズミを家から追い出す方法は?

市販の忌避剤を使うことで、一時的にネズミを追い払うことは可能です。

しかし、ネズミが臭いに慣れたり、効果の及ばない場所に移動したりするため、根本的な解決にはなりにくいです。

  • くん煙剤(バルサンなど)  
  • 忌避スプレー(ハッカ油など)  
  • 超音波発生器  

くん煙剤を使用する際は、ネズミが活動を始める日没後に、部屋を密閉して使うと効果が高まります 。  

ネズミを追い出した後に侵入経路をふさがないと、すぐに戻ってきてしまうため、封鎖作業との併用が必須です。

まとめ|放置すると危険!システムキッチンの「ネズミ対策」を徹底解説

システムキッチンのネズミ対策
  • ネズミの存在確認: ラットサイン(フン、黒い跡、かじり跡)を探すことが最初のステップです。
  • 根本的な原因: システムキッチンの構造自体が、配管周りの隙間など多くの侵入経路を生み出しています。
  • 具体的な対策: 「エサ・隠れ家・侵入経路」を断つことが基本で、侵入経路の封鎖が最も重要です。
  • 放置するリスク: 衛生・健康被害、火災などの経済的被害、精神的ストレスなど、被害は甚大です。
  • プロへの依頼: 根本的な解決と再発防止には、専門知識を持つプロによる侵入経路の特定と完全な封鎖が最も確実です。


たった一つのラットサインは、危険が迫っている明確な警告です。

目に見える問題は、水面下に隠れた巨大な氷山のほんの一角に過ぎないかもしれません。

手遅れになる前に、ご家族の健康と、大切なお住まいの安全を守ることが何よりも重要です。

最も確実な一歩として、まずは専門家にご相談ください。

無料の現地調査と見積もりが、安心で平穏なキッチンを取り戻すための第一歩となるはずです。




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